能登半島地震の震源に近い石川県小松市や金沢市に工場を持つ大手重機メーカーのコマツは、一夜明けた26日月曜日から通常通りの生産稼働を続けている。

 コマツは小松市に2カ所、金沢市に1カ所の工場を持っているが「地震発生時には、ほとんどの設備は休日で普段通りに停止していた。全社的にも被害の報告はない。情報システムなどに問題が起きたとの報告も受けていない」(広報)という。

 もっとも「能登半島などにある取引先の被災状況について確認をすすめている」(同)としており、同社に対する部品供給などサプライチェーンに参加するすべての企業の災害後の状況が分かるまでには一定の時間がかかりそうだ。