輪島市や志賀町など能登半島に32店舗を持つ北國銀行(本社金沢市)は、地震発生から一夜明けた3月26日の月曜日から通常通り店舗やATM(現金自動預け払い機)を稼働させている。

 北國銀行の広報担当は「金沢市以北の能登半島や揺れの大きかった富山県氷見も含めて、当行すべての店舗とATMを通常通り営業をしている。情報システムやネットワーク回線についても災害に関連する問題は起きていない」と説明する。

 新潟県中越地震の際には小千谷市や川口町の金融機関支店で、自家発電機や燃料の手配など停電への対応に追われたが、北國銀行は「すべての店舗で北陸電力の商用電源が利用できている」(同)という。