写真1 フレッツフォン向けのコンテンツ配信サービス「きよしonフレッツ」。歌手氷川きよしのオリジナル・コンテンツを楽しめる。
写真1 フレッツフォン向けのコンテンツ配信サービス「きよしonフレッツ」。歌手氷川きよしのオリジナル・コンテンツを楽しめる。
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写真2 NTT東日本の古賀哲夫代表取締役副社長
写真2 NTT東日本の古賀哲夫代表取締役副社長
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写真3 発表会には氷川きよしも駆けつけた。「自分はパソコンがまったくダメ。フレッツフォンはタッチパネルで操作できるので簡単に扱える。自宅にぜひ入れたい」とアピール。
写真3 発表会には氷川きよしも駆けつけた。「自分はパソコンがまったくダメ。フレッツフォンはタッチパネルで操作できるので簡単に扱える。自宅にぜひ入れたい」とアピール。
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 エフエム東京とNTT東日本,ティーエフエム・インタラクティブなどは3月22日,東西NTTがBフレッツ・ユーザー向けに販売しているIPテレビ電話端末「フレッツフォン」向けに,人気演歌歌手の氷川きよしの動画コンテンツなどを配信するサービス「きよしonフレッツ」を3月26日から開始すると発表した。

 きよしonフレッツは,NTTが「ブロードバンド時代の黒電話」として普及に力を注ぐフレッツフォン専用のサービス。具体的にはコンテンツとして,氷川きよしがフレッツフォンの画面から「おはようございます」と語りかける動画付きのモーニングコールや,ファン向けの未公開ビデオ・レターなどを用意した(写真1)。

 コンテンツを提供するティーエフエム・インタラクティブの池田実社長は,きよしonフレッツの狙いについて「家庭の中核になるであろうフレッツフォンに対して,コミュニティを育むようなサービスを提供したかった」と説明。「ファンクラブをとても大事にしている氷川きよしさんこそサービスに適任だった」(同)と語る。

 対応する機器は,フレッツフォンVP1000と映像留守番電話機能付きの上位機種フレッツフォンVP1500の2機種。3月中旬に発売予定のVP100には対応していない。提供料金はVP1000もしくはVP1500を購入済みのユーザーは月額2100円。機器を購入していないユーザーにはレンタルの形でも対応する。VP1000をレンタルする場合は月額3654円,VP1500をレンタルする場合は月額4725円となる。このほか別途,Bフレッツの契約と回線利用料金も必要になる。

 なおフレッツフォンの販売台数だが,2004年9月の発売以降「東西合わせて2万5000台程度」(NTT東日本)と低迷しているのが現状。発表会に登壇したNTT東日本の古賀哲夫代表取締役副社長(写真2)は「ようやく魅力的なコンテンツが登場した。きよしonフレッツを起爆剤にフレッツフォンの販売台数をさらに5万台程度上積みさせたい」と意気込みを語った。