米Googleは米国時間3月20日に,新たな料金モデルの広告サービス「Pay-Per-Action」の限定ベータ・テストについて明らかにした。このモデルでは,広告のクリックやインプレッション・ベースではなく,ユーザーが広告主のWebサイトに移動して実際になんらかの操作を実行したときに広告料が発生する。

 Pay-Per-Actionでは,広告主が料金発生のベースとなるユーザーの行為をあらかじめ設定する。例えばユーザーが商品購入やニューズレター申し込みなどの手続きを完了した場合に広告料を支払う。「広告主は広告費の効果をより正確に把握できるようになる」(同社)。

 Pay-Per-Actionの広告はGoogle AdSenseでのみ表示する。Google AdSenseを実装しているWebサイト所有者は,Pay-Per-Action広告を採用するかどうかを選べる。個々の広告や特定のキーワード/フレーズごとに適用することが可能。

 当初は,米国の広告主のみを対象にベータ・テストを実施する。ベータ・テストに参加するには,広告成果を追跡するconversion tracking機能を使用する必要がある。今後数週間で,対象の広告主とサイト所有者を拡大する。参加希望の申し込みは同社サイトで受け付けている。

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