写真 GUIを一新したNECの運用管理ツール「WebSAM」の管理画面
写真 GUIを一新したNECの運用管理ツール「WebSAM」の管理画面
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 NECは3月19日,統合運用管理ツール群の新版「WebSAM Ver.7」を発表した。4月18日より順次提供する。旧バージョンでは各種機能の統合化を目指して共通のフレームワーク化を図っていたが,新版ではこれをさらに進めてシンプルな運用管理を実現した。

 具体的には,WebSAM製品群を再体系化したほか,視認性・操作性の向上のために管理ツールのGUIを一新した。100種類以上あった製品は3分野・20数製品に整理・統合してシンプル化。WebSAM製品各種の管理画面には同一のルック・アンド・フィールを採用し,製品の種類を意識しないオペレーションを可能にした(写真)。

 WebSAMの運用管理情報を格納する「WebSAM CMDB」も強化が図られている。サーバーやネットワーク,ストレージなどの物理的な管理情報だけでなく,経理システムや人事システムといった業務システム情報も登録できるようになり,システム障害の発生個所から利用システムの種類を容易に割り出せるようになった。

 価格は,WebSAMの統合運用管理ソフト「WebSAM MCOperations」が479万1200円,サーバー単体を管理する「WebSAM SystemManager」が78万7100円,アプリケーションを管理する「WebSAM ApplicationNavigator」が62万7600円(いずれも税別)から。MCOperationsとSystemManagerは4月18日,ApplicationNavigatorは5月に出荷を開始する。