米Mozilla Foundationは,オープンソースWebブラウザ 「Firefox 2」用セキュリティ/安定性アップデートを開発段階ではベータ・テスターだけに配布し,ベータ試験を終えてから一般公開に移る開発プロセスを採用する。Mozillaが米国時間3月15日に明らかにしたもの。新しいセキュリティ/安定性アップデート開発プロセスは,24時間以内に開始する。

 Mozillaは,新開発プロセスの開始時に,Firefox 2のベータ・プログラム参加者からベータ・テスターを募集する。自分が対象者かどうかは,Firefoxで以下の操作を実行すると調べられる。

(1)Firefoxを起動する。
(2)通常URLを入力するロケーション・バーに「about:config」と入力する。
(3)フィルタ・フィールドに「app.update.channel」 と入力し,リターン・キーを押す。
(4)「app.update.channel」の値が「beta」であれば,アップデート・ベータ試験に参加できる。

 今後Mozillaは,現在の対象者以外からもベータ試験への参加を募る。Firefoxの次版「Firefox 2.0.0.3」は,ベータ試験完了後に公開する。

 米メディア(InfoWorld)によると,Firefox 2.0.0.3では約6件のバグ修正を予定しているという。

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