3月18日早朝、東京メトロ(東京地下鉄)の池袋駅や新宿駅のPASMO券売機など一部で発生していたトラブルが、同日午前中の段階で収束に向かっている。

 PASMOのシステムの構築と運用を統括するパスモは「それぞれの機器に入力するデータについて、誤ったものを入力してしまったとの報告を受けている。数はさほど多くなく、対処はほぼ終了している」と説明する。また、バスの事業者においても、搭載機器に誤ったデータを設定したケースがあったが、ほとんどが走行前に修正したという。なお、基幹部分やJR東日本との連携システムは問題なく稼働している。

 PASMOは首都圏の私鉄や地下鉄、バスの合計50の事業者が3月18日の始発から始めた共通の電子マネー・サービス。JR東日本のSuicaとも互換性があり、利用者はどちらのサービスのICカードでも交通機関に乗車したり商品を購入したりできる。