日立製作所は3月16日、2007年3月期の単体決算予想を下方修正した。06年10月末の中間決算発表時には、550億円の純損失を計上すると予想していたが、今回2000億円の純損失に変更した。売上高と経常損失については従来予想を変えていない。また、連結決算の業績予想にも変更はないという。

 純損失が大きくなったのは、関係会社の投資残高に評価損が発生したためである。評価損は1800億円に達し、そのうちハードディスク事業を手掛ける日立グローバルストレージテクノロジーズに関するものが約1600億円を占める。