国際電話サービスのブラステルと無線LANサービスのフォン・ジャパンは業務提携し,自宅やオフィスの無線アクセスポイント(AP)を開放・共有する「FON」をサポートするインターネット接続サービス「BIP(Brastel Internet Provider)」 を開始すると3月15日に発表した。

 FONは専用サイトで会員登録して発行されたIDとパスワードを使い,自宅やオフィスに設置したAPを他のユーザーに開放したり,開放されたAPを利用したりできる新たな公衆無線LANサービス。世界150カ国で会員数約32万人でAP数約12万カ所。国内では2006年12月5日のサービス開始以来,会員数が約1万7000人,APの数は約8500カ所に達している。

 国内ではエキサイト,ISAO,インターリンクがFONをサポートするサービスを提供しており,ブラステルは4番目となる。

 ブラステルは,新規にISP事業を開始する際にFONに対応していることを前面に出すことによって新規ユーザー獲得を図る。一方,フォン・ジャパンは,サポートするISPを増やすことによって,FONの認知向上やユーザー獲得を狙う。両社は今後,共同で販促活動などを展開する。