「La Fonera」は、フォン・ジャパンのWebサイトのほか、九十九電機などで販売されている
「La Fonera」は、フォン・ジャパンのWebサイトのほか、九十九電機などで販売されている
[画像のクリックで拡大表示]

 フォン・ジャパンは2007年3月15日、ソニースタイルで無線LANルーター「La Fonera(ラフォネラ)」の販売を開始した。La Foneraは同社が展開する公衆無線LAN接続サービス「FON」で使用する専用の無線LANルーター(関連記事)

 ソニースタイルはソニー商品の直販サイト。今回はソニーが販売しているPDA型端末「mylo COM-1」(以下、mylo)とセットで販売する。myloはIEEE802-11bの無線LAN機能を搭載しており、La Foneraを介してインターネットに接続できる。価格はmyloとLa Foneraのセットで3万9800円(送料別)。「今後はソニースタイル内でのLa Fonera単体での販売も行う予定」(フォン・ジャパン藤本 潤一CEO)。

 FONは自宅に設置したLa Foneraを公衆無線LANのアクセスポイントとして活用するサービス。2006年12月5日からサービスをスタートし、2007年3月7日現在、会員数が1万7000人、アクセスポイント数は約8500カ所に上る。

 ただし、多くのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)が、その回線を契約者以外のユーザーに使わせることを禁止しているため、現在フォン・ジャパンとISPとの間で提携を進めている最中。

 FONのサービス開始当初から協業を発表したエキサイト以外にも、「isao.net」を運営するイサオや「ZOOT」を運営するインターリンクなどと提携済み。今回ソニースタイルで販売を開始したことで、「so-net」を運営するソニーのグループ会社ソネットエンタテインメントとの提携も考えられる。これに対しては「話はしているが、現時点では決定事項はない」(藤本氏)としている。

■変更履歴
記事中、フォン・ジャパン藤本 潤一CEOの名前に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2007/03/15 19:15]