気象庁は、3月7日に発表していたさくらの開花予想日を一部訂正した。東京、静岡、高松、松山の4カ所について、最大9日間、当初の開花予想日から遅くなった。

 原因は、開花予想システムのプログラム不具合だという。開花予想日は、前年12月からの経過気温と、今後1週間の予想値を基に算出する。気象庁の説明によると、不具合があったのは経過気温の参照部分。本来のプログラムでは、何らかの事情である時刻の気温が計測できなかった場合に、直前のデータを読み込むことになっていたが、上記4カ所についてはプログラム・ミスにより長期にわたって本来とは別の時間のデータを読み込んでしまった。14日に発表した最新予想は、この個所を修整して再計算したものである。気象庁は、上記の4カ所以外および昨年までの算出結果は間違いがないと説明している。

 ちなみに、東京、静岡、高松、松山の3月14日時点での開花予想日は、それぞれ3月21日、同19日、同26日、同23日である。