写真 ポリコムジャパンが発表した超高品質テレビ会議システム「Polycom RPX HD」
写真 ポリコムジャパンが発表した超高品質テレビ会議システム「Polycom RPX HD」
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 ポリコムジャパンは3月14日,遠隔地の相手がその場にいるかのような高い臨場感をうたうテレビ会議システム「Polycom RealPresence Experience High Definition」(Polycom RPX HD)シリーズを発表した。

 Polycom RPX HDシリーズは,照明やマイクの配置場所などまで細かく規定した専用の会議室を構築して利用する。ディスプレイにはリア・プロジェクション式の大型スクリーンを採用し,遠隔地の相手の姿を等身大で映し出す(写真)。映像品質は最大3840×720ドットと高精細テレビ並み。音声もリアリアティを追求し,CDなどを上回る22kHzの周波数帯まで再生できるようにした。

 映像・音声の品質が優れる分,拠点間を結ぶネットワークには高い性能を要求する。推奨帯域はスクリーン幅が約243cmの「Polycom RPX HD 200」シリーズで10Mビット/秒。約488cmの「同400」シリーズでは20Mビット/秒が必要になる。

 販売開始は2007年後半になる見込み。価格はオープンだが,「他社の類似システムとほぼ同価格帯の3000万~4000万円程度はかかる可能性が高い」(ポリコムジャパン)。