写真1●「MailBase F-Class」のシステム構成
写真1●「MailBase F-Class」のシステム構成
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 サイバーソリューションズは3月13日,ASP型のメール監査システム「MailBase F-Class」を発表した。ユーザー企業のメール・サーバーにあるデータをデータセンターに格納するサービスであり,ユーザー企業とデータセンター間の回線サービスとセットにして一括提供する。ユーザー企業は,メール・サーバーにデータ複製用ソフトを組み込むだけで利用できる。提供開始は4月。

 MailBase F-Classは,メールの保存や検索などの機能を持つ同社のメール監査システム「MailBase」の大規模向けソリューションという位置付け。24時間監視サービスが付属するKVHのデータセンター内に,最大5T(テラ)バイトまで拡張できるユーザー企業専用のMailBaseサーバーを用意(写真1)。ユーザー企業とKVHのEther over MPLS型広域イーサネット・サービス「Ether-MAN Plus」を使い最大10Mビット/秒で接続する。

 ストレージには,ネットワーク・アプライアンスの改ざん防止機能「SnapLock」付き製品を採用した。同様の機能を持つEMCジャパンの「Centera」についても「今後採用していく」(サイバーソリューションズの秋田健太郎社長)。

 料金は個別見積もりだが,1000人規模の企業でサーバー2台,保存容量1Tバイト,回線速度1Mビット/秒の場合で初期費用が120万円,月額料金が130万円。