日立製作所は2007年3月9日、ビジネス向けのパソコンを日本ヒューレット・パッカード(日本HP)からOEM(相手先ブランドによる生産)で調達すると発表した。同日、日立と日本HP、そして米HPの3社で基本合意に達した。正式契約は3月中の見込み。早ければ5月に出荷するモデルから、OEMで調達した新シリーズに切り替える。
これにより日立は、ビジネス向けパソコンの自社製造から撤退する。ブランドは「FLORA」を継続し、サポートサービスも従来通り日立が提供する。同社は個人向けパソコン「Prius」シリーズも製造・販売しているが、こちらは今回の合意の対象外。