セキュリティ製品ベンダーのウティマコ セーフウェアは3月7日,PCやPDAなどのデータを保護して統合管理する「SafeGuard Enterprise 5.0」を発表した。5月に出荷する予定。ウティマコ セーフウェアは,ドイツに本社を置くUtimaco Safewareの日本法人である。これまで国内では,スマートフォンやPDAなどのモバイル端末に認証や暗号の機能を追加する「SafeGuard PDA」などを提供してきた。

 今回発表したSafeGuard Enterprise 5.0は,PCやPDAなどに書き込まれたデータを暗号化などによって保護し,それらを一元的に統合管理する製品である。保護対象となるのは,ファイル・サーバー,PC,スマートフォン,PDA,USBメモリーなどのリムーバブル・メディア,電子メールなど。米Microsoftのディレクトリ・サーバー「Active Directory」と連携するほか,Windows Vistaに加わったディスク暗号化機能「BitLocker」をサポートしている。