OracleDBとの互換性を強化した,インメモリーDB「TimesTen」の新版を発表日本オラクルは3月7日,インメモリー・データベースの新版「Oracle TimesTen In-Memory Database 7(以下,TimesTen7)」を発表した。4月3日に出荷開始する。すべてのデータをメモリー上で処理するので,一般的なディスク・ベースのRDBMSに比べて高速な処理を期待できる。新版では,(1)Oracle Databaseとの互換性を強化したほか,(2)動的キャッシュ機能を追加した。価格は1CPU当たり150万円(キャッシュ・サイズは2Gバイト以下)から。 TimesTen7の主な使い方は,DBサーバーのフロントに配置してキャッシュとして機能させるというものだ。連携するバックエンドDBはOracle Databaseに限定されないが,高度な連携を実行するオプション製品はOracle Databaseに限定される。そのオプション製品は「Cache Connect to Oracle」で,価格は1CPU当たり75万円(キャッシュ・サイズは2Gバイト以下)から。 TimesTen7の(1)互換性の強化は,アプリケーションのデータベースをOracle DatabaseからTimesTenに変更するときに効果を発揮する。TimesTenのサポートするSQLと,Oracle DatabaseのサポートするSQLの仕様は異なる。新版ではその互換性を高め,アプリケーションの修正を容易にした。具体的には,「DECODE」「ROWNUM」などのOracle Databaseの拡張関数をTimesTen7に新たに実装し,「NUMBER」「VARCHAR2」などのデータ型の動作をOracle Databaseと一致させた。ただし,TimesTen7でも100%の互換性があるわけではない。 (2)動的キャッシュ機能は,TimesTen7のキャッシュに搭載されていないデータがリクエストされたとき,自動的にバックエンドのOracle Databaseからデータを取得してロードする機能である。自動ロードだけでなく,キャッシュからの自動削除も行う。自動削除の対象は,ロードしてから時間の経っているデータや,アクセス頻度の低いデータなど。こうした動的キャッシュ機能は,オプション製品「Cache Connect to Oracle」に対するものである。 |
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