Windows Mobile搭載のスマートフォン。写真はソフトバンクモバイルの「X01HT」白モデル
Windows Mobile搭載のスマートフォン。写真はソフトバンクモバイルの「X01HT」白モデル
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 マイクロソフトは3月7日,都内で記者会見を開き,同社のスマートフォン向けOS「Windows Mobile」の事業を強化すると,改めて強調した。2月に発表した次期OS「Windows Mobile 6.0」を年内にリリースするほか,Windows Mobile搭載スマートフォンを現在の5機種から年内には計10機種へと拡大させる予定。また,6月にはWindows Mobileなどの開発者向けセミナー「Mobile & Embedded DevCon 2007」を開催し,サード・パーティを支援する。

 Windows Mobileを搭載するスマートフォンは「グローバルでは150機種程度発売されている」(マイクロソフト)が,日本国内ではウィルコムの「W-ZERO3」シリーズ2機種とNTTドコモの「hTc Z」,ソフトバンクモバイルの「X01HT」,イー・モバイルの「EM-ONE」のみ。マイクロソフトによると,今後,東芝製スマートフォンやウィルコムの次期機種などがWindows Mobile 6.0を搭載し,年内に発売される予定。

 マイクロソフトの梅田成二モバイル&エンベデッドデバイス本部長は「Windows Mobileを搭載するデバイスが徐々に増えてきたことで,ユーザーにも広がりが出てきた。最初のころはデバイスが好きなアーリー・アダプター,平たく言うと“オタク”の方がユーザーだったが,現在はいわゆるビジネス・パーソンのユーザーも増えている」とコメント。同社では,現在のWindows Mobile 5.0を国内に150万人いるアーリー・アダプター向け,次期Windows Mobile 6.0を国内に1500万人いるビジネス・パーソン向けと位置付けているという。