日立製作所は3月7日、災害など非常時にも重要なビジネス運営を守る事業継続計画(BCP)の策定・導入から運用管理までを手がけるサービスを開始すると発表した。情報システムの連続稼働を柱として、同8日から「BCMソリューション」として提供を始める。

 特徴は、日立が自社のために構築したり、同社が金融機関など約40社に提供してきたBCPのノウハウを基に開発したこと。日立はこの2月にグループ統一のBCP共通ガイドラインを策定。電力、電機や半導体製造、金融サービス、物流の各事業におけるBCPの実装を始めている。

 具体的なメニューは、BCP策定を中心とした「BCMコンサルティング」、BCP対応の情報システムを構築する「DRシステム構築支援」、防災対策や復旧支援の「防災・復旧支援」。それぞれのメニューに複数のサービスが含まれている。料金は「BCMコンサルティング」のBCP策定のサービスを受ける場合で約200万円から。このほかのサービスについては個別の見積もりとなる。