トレンドマイクロは、企業向けのスパムメール対策ソリューション「Trend Micro Spam Prevention Solution(SPS)」を発表した。企業向けメールセキュリティ製品の最新版「InterScan Messaging Security Suite 7.0」のオプション・モジュールとして、2007年3月5日から販売する。SPSの販売目標額は、発売後1年間で3億円という。

 トレンドマイクロによると、SPSの特徴は「4階層でスパムメール対策を行うこと」だという。従来の一般的な対策は、データのパターン・マッチングによるコンテンツ・フィルタリングと、特定のサーバーからの通信を排除するIPレピュテーションの2種類の組み合わせだが、SPSでは新たに導入する「IP Profiler」機能によって、メール・アドレスを収集を防御するとともに、一定時間に大量のスパムメールを受信する攻撃(スピア型攻撃)を自動的にブロックする。以上の「コンテンツ・フィルタリング」「既知の送信元の排除」「アドレスの流出予防」「スピア型攻撃からの防御」を4階層の対策と呼ぶというわけだ。

 SPSの価格は50アカウントで14万円(税別)、InterScan Messaging Security Suite 7.0は、50アカウントで29万2500円(同)である。