米Sun Microsystemsは米国時間3月1日，携帯電話機向け次世代Javaプラットフォーム「Mobile Service Architecture（MSA）」への対応計画を発表した。Sunは，モバイル機器向け製品系列の全製品とJava向け統合開発環境「NetBeans Integrated Development Environment（IDE）」で，直ちにMSAに対応する。

　MSAは，モバイル向けJavaアプリケーション・プラットフォームJava Platform, Micro Edition（Java ME）をベースとする仕様。Javaの共通仕様を検討するプログラムJava Community Process（JCP）に従って策定した。APIやコンポーネント仕様などを用意し，3次元グラフィックス，個人情報管理（PIM），Bluetoothによる通信，アニメーション，Webサービス，位置情報サービス，決済サービスなどを構築できるという。

　MSAに対応する主な製品は「Sun Java Wireless Client」「Sun Java Device Test Suite 2.0」「NetBeans Mobility Pack 5.5」「Sun Java Wireless Toolkit 2.5 for Connected Limited Device Configuration（CLDC）」など。

　Java.netモバイル＆組み込みコミュニティのオープンソース・プロジェクト「phoneME」もMSAに対応し，携帯電話機用のソースコードを提供する。

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