バーンバウムCEO
バーンバウムCEO
[画像のクリックで拡大表示]
津村・日本支社長
津村・日本支社長
[画像のクリックで拡大表示]

 ログ管理などの情報漏洩防止ソリューションを手掛ける米バーダシス日本支社は、シトリックスのシンクライアント環境向けに、自社製品「Digital Guardian」の低価格なエントリーモデル「DG-CS」の販売を開始した。2007年末までのキャンペーンで、バーダシスのディストリビュータや販売パートナーのほか、シトリックスのパートナー企業も販売できるようにしている。販売目標は初年度で1億円。

 Digital Guardianはユーザーごとに細かくログを管理できるだけでなく、蓄積したログのデータを検索、編集するなどレポート作成の機能まで備えている点が特長。セキュリティ管理者の業務削減にもつながるという。「こうした分野では、それぞれのポイントソリューションは多いが、一つのプラットフォームにまとめた製品はほとんどない」(米バーダシスのセス・N・バーンバウムCEO)。

 今回のエントリーモデルは一部機能を制限したが、Citrix Presentation Serverで稼働し、価格はエンドユーザー当たり1万8000円。100同時ユーザー以上の場合は、約30%のディスカウント価格で提供する。エントリーモデルから正式版へのアップグレードも、あまりコストがかからないという。「バーダシス日本支社の業績は好調で、2006年の売上高は約3億円と前年比で倍増だった」(津村英樹支社長)。2007年の売上高も2倍の約6億円を目指しており、そのうち1億円を今回のエントリーモデルの販売から得る計画だ。