米Sybaseの子会社であるiAnywhereは米国時間2月28日,企業向けモバイル・アプリケーション・スイート「Information Anywhere」の機能強化について明らかにした。インスタント・メッセージング(IM)およびプレゼンス機能を追加したという。

 Information Anywhereは,モバイル向けの電子メール,コラボレーション,セキュリティ,デバイス管理,エンタープライズ・アプリケーションなどのコンポーネントから成る。今回の機能強化により,確実に企業監査ポリシーに準拠したロギングおよびルーティングを実現するとしている。

 新たに追加したIMおよびプレゼンス機能は,Google TalkやJabberで採用しているXMPPネットワークをサポートし,IBM Lotus Sametime,Jabber XCP,Jabber Wildfire,Microsoft Live Communications Server,Reuters MessagingなどのIMシステムに対応する。Windows Mobile,Palm,RIM BlackBerry,Symbian搭載デバイスをサポートする。

 セキュリティ面では,米Akonix Systems,米FaceTime Communications,米IMLogicのIMセキュリティおよび管理技術との互換性を保持する。

 Information AnywhereのIMおよびプレゼンス機能は2007年第2四半期に利用可能とする。30日間無償トライアル版の申し込みを同社Webサイトで受け付けている。

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