AQUOS D10シリーズとセットで使う
AQUOS D10シリーズとセットで使う
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リモコンにはタッチパッドを搭載
リモコンにはタッチパッドを搭載
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リモコンのテンキーで文字入力ができる。携帯電話のような予測変換機能もある
リモコンのテンキーで文字入力ができる。携帯電話のような予測変換機能もある
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 シャープは2007年2月28日、同社の液晶テレビ「AQUOS D10シリーズ」に接続して使うパソコン「インターネットAQUOS」を発表した。パソコン本来の機能とは分離して動作するデジタル放送の録画ユニットを搭載。パソコンが起動していない状態でも録画できるようにした。リモコンにタッチパッドを搭載し、操作性も向上。デジタル放送への移行で需要増が見込まれる薄型テレビの親和性を高めることで、新たなユーザーを開拓する。

 AQUOS D10シリーズの画面サイズは32型、26型、20型の3種類。新生活に向けた需要が増える発売時期に合わせ、「パーソナルユースのサイズに合わせたテレビをセットにした」(情報通信事業本部 大畠昌巳本部長)という。

 録画ユニットとAQUOS D10シリーズはIEEE1394で接続。録画ユニットとパソコンの機能は分離されているため、録画中でもパソコンのCPUに負荷がかかることはない。従来のテレビパソコンのような、チューナーを選択する操作のわずらわしさを排除するため、パソコン側はチューナーを搭載しない設計とした。

 リモコンにはノートパソコンのようなタッチパッドを搭載。操作を分かりやすくするために、リモコン上のボタンの数は従来から40%を削減した。リモコンはパソコンの操作について電波で通信する機能を搭載。画面の方向にリモコンを向けなくても、操作できる。ただし、AQUOS D10シリーズのテレビ操作は赤外線通信となる。インターネット検索をする際には携帯電話のようにリモコンのテンキーで文字入力ができるようにした。

 Celron M 410(1.46GHz)、録画ユニットに250GBのハードディスクを搭載した「PC-AX60S」は本体のみの実勢価格が約15万円。PC-AX60SにOffice Personal 2007を追加した「PC-AX80S」は約17万円。Core 2 Duo T5500(1.66GHz)と録画ユニットに400GBを搭載した「PC-AX120S」は約24万円。AQUOS D10シリーズと組み合わせたセット価格は27万~45万円になるという。OSはいずれもWindows Vista Home Basic。