写真1 ニフティが開始した「@nifty TimeLine β」。ユーザー同士で情報を持ち寄り年表を作るイメージだ
写真1 ニフティが開始した「@nifty TimeLine β」。ユーザー同士で情報を持ち寄り年表を作るイメージだ
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 ニフティは2月28日,時間軸に沿った情報をユーザーが投稿して共有できるサービス「@nifty TimeLine β」(アット・ニフティ・タイムライン ベータ)を開始した(写真1)。ユーザーの利用は無料だが,会員登録が必要。利用者の声をサービスに反映させるコーナーである「@niftyラボ」での開始となる。

 「@nifty TimeLine β」は,複数のユーザーが情報を書き込んで作り上げる年表のようなサービス。一つのトピックを「タイムライン」という名称で提供しており,ユーザーは興味のあるタイムラインを選んで,時間軸に沿った形で記事を投稿できる。例えば,あるミュージシャンの歴史についてのタイムラインがあった場合,発売したCDや活動記録などの情報を,時間情報と併せて書き込む。

 タイムラインはユーザーが自由に作成できる。横軸は時間軸として変更できないが,縦軸のテーマは自由に設定できる。アクセス制限を設けられるため,自分のみ,あるいは限られたユーザー間だけで決められたテーマのタイムラインを作ることも可能。投稿された記事にはコメントを付けられるため,グループでの情報共有やコミュニケーション・ツールとしても利用できる。ブログパーツとして,ホームページやブログにタイムラインを貼り付けることも可能だ。

 ニフティは同サービスの開発に際し,本格的なサービスとしては初めてWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」を採用。これによって,多用なニーズに柔軟に対応できるとしている。