JR西日本の大阪駅構内で発生していた停電が2月28日の午後4時35分に復旧した。この停電で自動改札機や列車の発着表示板、エレベータやコンコースの照明などが使えなくなった。バックアップの電源設備は用意していなかった。

 駅構内に電力を供給している大阪変電所で、同日午後0時35分に停電が起こったためで、同変電所に予備の電源を供給することで仮復旧している。ただし、「大阪変電所で停電が発生した理由は現時点で不明」(JR西日本 広報)という。

 今回の停電で列車の運行には影響がなかった。自動改札機はゲートを開放することで対処し、駅構内の照明については別系統の予備電灯が稼働した。

 この3月18日には首都圏の私鉄やバスの事業者が、電子マネー「PASMO(パスモ)」のサービスを開始。JR東日本の「Suica」との乗り入れも実施する。サービスの電子化が進む中、電源対策の見直しが求められる。