ソニーは2007年2月28日、デジタルカメラ「サイバーショット」の新製品4機種を発表した。いずれの機種も、撮影した写真をハイビジョンテレビに水平1920×垂直1080ドットのハイビジョン画質で出力できるのが特徴。また、サイバーショットシリーズとして初めて顔検出機能を搭載した。3月9日から順次発売する。
従来のデジタルカメラは、撮影した画像をハイビジョンテレビに出力すると、画像が若干ぼやけたり、縦横のサイズ比が合わずに画面いっぱいに表示できなかったりした。これに対し、新機種ではハイビジョン出力に対応することで、画面いっぱいに高精細な画像を表示できるようにした。「音フォト」と呼ばれる機能を使えば、撮影した写真を好きな音楽と組み合わせてスライドショーとして楽しむこともできる。ただし、ハイビジョンテレビに出力するには、別売のケーブル「VMC-MHD1」(価格4935円)や「VMC-MHC1」(同4935円)、もしくはクレードルのセット「CSS-HD1」(同8085円)が必要になる。
発売した4機種の内訳は次の通り。
「DSC-T100」は有効画素数810万画素、光学5倍ズームを搭載する。また、4機種で唯一3型液晶を採用した。発売日は3月9日で実売想定価格は5万円前後。
「同T20」は有効画素数810万画素、光学3倍ズームを搭載する。デザインを重視し、4色のカラーバリエーションをそろえた。4月6日発売で実売想定価格は4万円前後だ。
「同W80」は有効画素数720万画素、光学3倍ズームで、光学式の手ぶれ補正機能やISO3200までの高感度撮影機能を備える。光学ファインダーを搭載するのも特徴だ。4月20日発売で、実売想定価格は3万3000万円前後。
「同H7」は有効画素数810万画素、光学15倍ズームを搭載。暗い場所での遠距離撮影を想定して、最大20mまで到達する大光量のフラッシュも内蔵した。4月27日発売で実売想定価格は5万円前後となる。