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ISP利用企業も迷惑メール対策が容易に,ギデオンがアプライアンス製品新版を発売

2007/02/28
干場 一彦=日経SYSTEMS

 ギデオンは,迷惑メール対策機能とウイルス対策機能を備えるアプライアンス製品「ギデオン アンチウイルス BLOC system アンチスパムPlus」の新バージョンを発売した。POP3サーバーとクライアントPCの間に設置して迷惑メールを除去・転送するプリフェッチ機能などを追加した。プロバイダのメール・サーバーを利用している企業も迷惑メール対策ができるようになる。

 プリフェッチ機能では,同製品がPOPサーバーのメールボックスにあるメールをチェックし,迷惑メールかどうかを判定する。迷惑メールだと判定すると,それをメールボックスから削除したり,迷惑メール管理用のメール・アドレスに転送したりできる。メーラーは,基本的にPOPサーバーに残ったメールだけを受信するので,迷惑メール削除の負担が軽くなる。

 迷惑メール対策に加えて,メール/Web閲覧/FTPによる通信のウイルス対策機能を備える。透過型ブリッジ・タイプなので,設置に際してネットワークの設定を変える必要はない。標準小売価格は37万5900円(50ユーザー・ライセンスまで対応)。次年度以降は年間11万3400円のソフトウエア更新費が必要になる。50ユーザー超に対応する上位版製品も用意している。

 迷惑メール対策アプライアンス製品は現在,SMTPの通信をチェックするタイプが多い。ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のような社外のメール・サーバーを使う企業は,これまでISPがサーバー側で実施するまで,メールを受けるクライアントPC側で個別に対策するしかなかった。迷惑メール対策は一般的にソフトウエアにある程度の学習をさせなければ実用的にならず,個別対策ではPC利用者の負担になる。この製品を使えば,迷惑メールの学習をPCの利用者ではなく,システム管理者が一元的に実施できる。

 クライアントPCとPOPサーバーとの間の通信をチェックして迷惑メールに対処する製品には,いったんメールを蓄積するタイプもあるが,大量のメールを受けたときにメールを紛失する可能性がある。この製品は,そうした場合,チェック漏れが発生して,クライアントに迷惑メールが届く可能性があるものの,メールの紛失はないという。

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