データ・センターの省電力化に取り組む非営利団体The Green Gridは米国時間2月26日,正式な設立を発表した。あわせて,理事会メンバーや会員構成を明らかにした。

 The Green Gridは米Advanced Micro Devices(AMD),米Hewlett-Packard(HP),米Sun Microsystems,米IBMによる呼びかけ(関連記事)で結成。理事会は4社のほか,米APC,米Dell,米Intel,米Microsoft,米Rackable Systems,米SprayCool,米EMC傘下のVMwareで構成する。世界のデータ・センター管理者における新たなユーザー中心の測定手法,技術基準,ベスト・プラクティスの普及促進に努めるという。

 エンド・ユーザーおよび技術サプライヤなどもThe Green Gridの会員となることができる。同組織が作成した技術文書や知的資産(IP)ライセンシングへのアクセス,イベントへの参加が許可されるGeneral会員と,加えてワーキング・グループへの参加,開発段階にある技術文書の閲覧,将来的組織運営への関与が可能なContributing会員の2種類がある。

 またThe Green Gridは技術委員会が策定した3つのホワイト・ペーパーを公開した。データ・センターの効率化問題や,効率化を進めるための基盤となる勧告などについて記述している。

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