地上デジタル放送の全国展開を受けて,同放送受信機の国内出荷が2007年1月も好調だった。電子情報技術産業協会(JEITA)が2月22日に発表した国内出荷実績によると,1月に出荷された地上デジタル放送受信機は61万6000台となり,前年同期に比べて60.8%の大幅な増加を記録した。前月実績(161万台)に比べると落差は大きいが,1月の実績としては過去最高だという。

 製品別の内訳を見ると,デジタルテレビ受像機は前年同期に比べて71.6%増加の36万3000台(液晶テレビが31万9000台,プラズマテレビが4万4000台,ブラウン管テレビがゼロ)である。カラーテレビ全体に占める地上デジタル放送対応テレビの比率は77.7%だった。