写真1 Space Patrolの専用端末「MIRCA 2.0」
写真1 Space Patrolの専用端末「MIRCA 2.0」
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 システム・インテグレータのビットサーフとFOR-Sは2月22日,盗撮被害を防止するためのASP(application service provider)サービス「Space Patrol」を3月1日から開始すると発表した。

 Space Patrolは,FOR-Sが開発した電波探知処理技術を使って無線カメラなどを早期に発見して被害を未然に防止するサービス。トイレや更衣室など盗撮被害の恐れがある場所に,無線カメラと疑われる電波を検知する専用端末「MIRCA 2.0」を設置(写真1)。数万の電波が登録されたデータベースと照らし合わせながら,半径約100メートルの範囲内で無線カメラの電波を探索する。

 MIRCA 2.0はインターネットでFOR-Sの中央空間監視管制センターと接続されている。センターでは,遠隔監視管制プログラム「MIRCA 2006 Server Software」をインストールした端末を使って24時間体制で遠隔監視。MIRCA 2.0が盗撮と疑われる電波を検知すると自動的にセンターに通知され,センターから即座に施設管理者に通報する体制を整えている。

 サービス料金は月額3万3000円で,ハードの3年リース契約が含まれる。ASPサービスに加えて,今後は社内で監視したい企業向けにパッケージ製品の販売も検討するという。