米AMDが米国時間2月20日,デスクトップ・パソコン向け新型プロセサとして,デュアルコアの高性能版「AMD Athlon 64 X2 dual-core processor 6000+」とシングルコアの省電力版プロセサ「Athlon 64 single-core processor 3500+」「同3800+」を発表した。

 Athlon 64 3500+/3800+は,消費電力45Wの省電力モデル。512Kバイトのレベル2(L2)キャッシュ・メモリーを内蔵し,HyperTransportバスのクロック周波数は2000MHz,ソケットはAM2。65nmプロセス・ルールで製造した。動作周波数と1000個ロット時の単価は,3500+が2.2GHzで88ドル,3800+が2.4GHzで93ドル。

 Athlon 64 X2 6000+の動作周波数は3.0GHz。2MバイトのL2キャッシュ・メモリーを内蔵する。HyperTransportバスのクロック周波数は2000MHz,ソケットはAM2。1000個ロット時の単価は464ドル。

 AMDによると,新型プロセサ搭載パソコンは,米Dellの100%子会社である米Alienware,富士通と独Siemensの合弁子会社Fujitsu Siemens Computers,米Systemax,米Hewlett-Packard(HP)傘下のカナダVoodooPCなどが直ちに提供を開始するという。

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