米国のブロガーStephen Chapman氏が2月第3週,「Microsoft Office」の次期バージョン「Office 14」(開発コード名)の詳細な情報を,自身のブログ「AeroXperience」で公開した。最新バージョンである「Office 2007」の開発コード名は「Office 12」だったが,Microsoftは縁起を担いで「13」を飛ばした模様だ。

 Stephen Chapman氏のブログ(Office 14のリリースは2年以上先の話なので,内容は非常に漠然としているが)によると,Office 14はユーザー個人への影響(例えば生産性),コミュニケーション/コラボレーション,企業コンテンツ管理,ビジネス・プロセス/ビジネス・インテリジェンス,Officeプラットフォーム(例えば開発者向けOffice),管理性,セキュリティを重視するそうだ。この情報は,Chapman氏がどこかでたまたま入手したMicrosoftの社内プレゼンテーション資料をベースにしており,本物の資料であることは間違いない(Microsoftのプレゼンテーション用スライドを1回でも見たことがある人ならすぐに分かるだろう)。

 プレゼンテーション資料のなかで唯一確定している情報は,スケジュールである。Microsoftは,Office 14のベータ1版を2008年上半期,ベータ2版を2008年下半期,最終版を2009年上半期にリリースする予定を立てている。