写真 会合後に説明する松原聡東洋大学経済学部教授
写真 会合後に説明する松原聡東洋大学経済学部教授
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 総務省は2月15日,「通信・放送問題タスクフォース」の第2回会合を開催した。今回の主要なテーマは放送法改正の方向性について。会合後,メンバーの一人である松原聡東洋大学経済学部教授が議論の内容について説明した(写真)。

 第2回会合の具体的な中身は,NHK関連では,ガバナンス強化や受信料の在り方,番組アーカイブのネット配信についてなどの議論。民間放送にかかわる議論は,放送のプラットフォーム事業者を規制対象にすることの是非について。「今回の議論で出た疑問点を事務局に整理してもらい,それをベースに次の会合で話し合う予定」(松原教授)。次回は,菅義偉(すがよしひで)総務大臣が出席する予定だという。

 タスクフォースは,竹中平蔵・前総務大臣が中心となって取りまとめた「通信・放送の在り方に関する政府与党合意」を基にした「改革工程プログラム」の進捗状況チェックや,菅総務大臣が設置した「ICT国際競争力懇談会」などに関して,大臣へ助言する有識者会議。「いつまでに報告書を作成する」といった時限的な組織ではないという。