ゼンド・ジャパンは2月14日、PHPベースの開発フレームワーク「Zend Framework」へ、楽天ウェブサービスへの接続機能である「Zend_Service_Rakuten」を実装すると発表した。2月末までに開発を終え、Zend Frameworkに盛り込む予定である。

 Zend Frameworkはすでに、米グーグル、米アマゾン・ドット・ム、米ヤフーなどの提供するWebサービスを利用するためのコンポーネントを実装している。楽天が今年1月に、自社で扱う商品情報を検索するAPIなどを公開したことを受け、フレームワークに組み込むこととした。国内のWebサービスAPIをZend Frameworkに組み込んだのは、楽天ウェブサービスが初めてだという。

 最近のWeb2.0の盛り上がりを受け、カカクコムや楽天、ケンコーコムなどのネットサービス事業者は、自社のサービスや商品情報を外部のサイトに組み込みやすくするWebサービスAPIを続々と公開している。あらかじめZend Frameworkが接続機能を用意しているWebサービスを自社サイトで利用する場合、同フレームワークを用いれば、開発効率や品質の向上が可能になる。