米Microsoftは,小型組み込み機器向けプラットフォーム「.NET Micro Framework」のソフトウエア開発キット(SDK)をリリースした。ドイツで開催中の「Embedded World 2007」において,同社が現地時間2月13日に明らかにしたもの。

 .NET Micro Frameworkについて担当ディレクタのColin Miller氏は,「.NET環境の信頼性と効率性を,ホーム・オートメーションや産業用センサー,店舗ディスプレイ,医療モニターといったアプリケーションにもたらすもの」と説明する。「Microsoftプラットフォームで利用可能なツールとシームレスに連携するので,組み込み向けアプリケーション開発と他のアプリケーション開発における隔たりを埋め,コスト削減を可能にする」(同氏)

 .NET Micro Framework SDKを使うソフトウエア開発には,Visual Studioの開発環境を利用できる。ARM7およびARM9コアの多数のハードウエア・プラットフォームをサポートする。また同社は,米Digi Internationalや米Freescaleが.NET Micro Framework用開発キットをリリースする計画であることを明らかにした。

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