ACCESSは、携帯電話機などモバイル機器向けのソフトウエア・プラットフォーム「ACCESS Linux Platform(ALP)」の開発を完了した。ALPは、ACCESSが買収したパームソース社(現、ACCESSシステムズ)のソフトウエア資産を生かしたものであり、Linuxをベースとしている。

 ACCESSは今回の発表に合わせて、ソフトウエア開発者向けに「ALP v1.0向け製品開発キット(PDK)」および「ALP向けソフトウェア開発キット(SDK)」のプレリリース版、「Garnet VM互換性キット」の配布を始めた。

 このうちGarnet VMは、従来のPalm OSであるGarnet OSとの互換レイヤーであり、このレイヤーによってPalm OS向けのアプリケーションが動作する。ALPを搭載する端末は、Palm向けのアプリケーションが当初から動くというわけだ。