2月12日からスペイン・バルセロナで開催している「3GSM World Congress 2007」にて,シャープが未発表のHSDPA(high speed downlink packet access)対応端末を展示している(写真1)。
スライド式の本体を採用。「音楽再生やビデオ再生など,AV機能を訴求したモデル」(シャープ)といい,本体中央には「AV」の文字列を記したキーが確認できる。展示してある端末のメニュー画面には,「MUSIC」のほかに「MOVIE」「PODCAST」「FM RADIO」「VIDEO STREAMING」の文字列が見える。
モックアップだけでなく,実際に音楽を再生している端末もあった(写真2)。
通信方式はHSDPA,W-CDMA(wideband code division multiple access)に加えてGSM(global system for mobile communications)に対応。その他の仕様については未定としている。
シャープによると,「2007年7月以降に,欧州とアジアでの出荷を検討している」という。