米Yahoo!は米国時間2月11日,同社のモバイル向け広告サービスの提携エリアを,欧州,アジア,米大陸の18カ国に拡大したと発表した。

 同日より,アルゼンチン,オーストラリア,ブラジル,カナダ,フランス,ドイツ,インド,インドネシア,イタリア,マレーシア,メキシコ,フィリピン,シンガポール,スペイン,台湾,タイ,英国,ベトナムにおいて,Yahoo!のモバイル広告プラットフォームが利用可能となる

 「Yahoo! Mobile Web」(m.yahoo.com)のトップページにおいて,米Intel,米Procter & Gamble,Singapore Airlines,日産自動車といった大手企業の広告を表示する。ユーザーはページ上部に表示される広告をクリックして,広告主に直接電話をかけたり,より詳しい情報を入手できる。

 またYahoo!と韓国LG Electronicsは,携帯電話向けアプリケーションの提供に関して,世界規模の提携を結んだ。両社がスペインのバルセロナで開催中の「The 3GSM World Congress 2007」で,現地時間2月11日に明らかにした。

 LGは2007年後半より,70カ国以上において「Yahoo! Go for Mobile 2.0」「Yahoo! Mail」「Yahoo! Messenger」などのサービスをプリロードした携帯電話を出荷する。両社はまた,LGの民生電子機器にYahoo!のサービスを実装することも検討するという。

 Yahoo!はさらに,モバイル機器向けサービス「Yahoo! Go for Mobile 2.0」のガンマ版をリリースした。地図から直接検索できるほか,検索サービス「oneSearch」の検索結果やニュース記事の共有が可能。またガンマ版では,世界各国の大手広告主による広告を表示する。

 同社によると,「Yahoo! Go for Mobile 2.0に対応する携帯電話は100機種以上。また,2.0版の過去1カ月間のダウンロードは40万件以上」という。

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