みずほ証券の誤発注を巡る裁判の第2回口頭弁論が2月9日、東京地裁で開かれた。本裁判は、2005年12月にジェイコム株の誤発注により400億円を超える損失を出したみずほ証券が、誤発注を取り消せなかったのは東京証券取引所のシステムの不具合が原因だとして、東証に約415億円の損害賠償を求めたもの。

 みずほ証券、東証ともに、裁判長からの求めに応じて準備書面を提出したが、裁判長は東証側代理人に対して、システムの不具合などについて「まだ内容が分からない」とコメント。詳細が分かるよう追加の説明を求めた。次回弁論は4月13日の予定。