米Eastman Kodakと米Mozillaは米国時間2月8日に,オンライン写真サービスに関する提携を発表した。MozillaのWebブラウザ「Firefox」からKodakのオンライン写真共有およびプリント・サービス「KODAK Gallery」をより簡単に利用するためのアドオン・ツール「Firefox Companion for KODAK Gallery」を無償提供する。

 このツールをインストールすると,Firefoxブラウザのツールバーに「K」アイコンが表示される。「K」アイコンをクリックするか,「Tools」メニューの「Kodak Companion」を選択することで,ブラウザの横にFirefox Companion for KODAK Galleryのサイドバーが表れる。

 ユーザーはコンピュータ上に格納している画像を同サイドバーに直接ドラッグ・アンド・ドロップしてオンラインにアップロードできる。新たなフォト・アルバムの作成,作成済みフォト・アルバムへの画像追加や整理,キャプションの入力といった動作が簡単に行える。「インターネット・ブラウジングを中断することなく,これまでより速く写真共有を実行できる」(両社)。

 ちなみに米InfoTrendsが昨年実施した調査によると,2010年には年間で8300万人近い米国人がオンライン写真共有サービスを利用するようになる見通し。米InfoWorldは,Kodakが従来のフィルム事業に代わってデジタル写真事業からの収益向上を目指しており,2007年に5000~7000人の社員を削減する計画だと報じている。

 Firefox Companion for KODAK GalleryはMozillaのWebサイトからダウンロード可能。Firefox 2(Mac OS版,Windows版,Linux版)に対応する。当初は英語版のみだが,他の言語もサポートする予定。

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