インフォーエスが参考出品しているWiMAX基地局「LIBRA 5800」
インフォーエスが参考出品しているWiMAX基地局「LIBRA 5800」
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 インフォーエスはNET&COM2007で,監視カメラを無線ブロードバンド技術の「WiMAX」と組み合わせたソリューションを参考展示した。拠点同士をWiMAXアクセス・ポイントで結び,監視カメラの映像をWIMAXで送信する。いわゆるFWA(固定無線アクセス)用のソリューションだ。

 同社のブースでは,5.8GHz帯を使うWiMAX基地局「LIBRA 5800」とアンテナ,監視カメラの映像を保存する録画サーバーを参考出品している。5.8GHz帯は国内では気象レーダーなどが利用する帯域で,当面解禁の予定はない。インフォーエスの山田具男・代表取締役会長は,「WiMAXによる監視システムは地方自治体などから問い合わせを受けている。企業など一般ユーザーが無免許で利用できるよう,解禁が進んで欲しい」と今後のWiMAX市場の拡大に期待を寄せた。

 出荷時期は未定だが,価格は「WiMAXアクセス・ポイントが20万円程度。監視映像を保存する録画サーバーは200万から300万円の予定」(山田会長)という。