写真 Blue Coat SG Clientのコンソール画面
写真 Blue Coat SG Clientのコンソール画面
[画像のクリックで拡大表示]

 ブルーコートシステムズは,2007年3月に全世界で発売する予定の新製品「Blue Coat SG Client」を東京ビッグサイトで開催中の「NET&COM2007」に参考出展した。

 SG Clientは,WAN上のアプリケーションの処理を高速化するためのソフトである(写真)。クライアント・パソコンにSG Clientをインストールし,WAN上にあるファイル・サーバーやアプリケーション・サーバーの側にはブルーコートシステムズのプロキシ・アプライアンスを設置。同社の企業アプリケーション高速化技術「MACH5」の中の要素の一つ「プロトコル最適化」を使い,SG Clientとプロキシ・サーバーの間における通信のやり取りの回数を減らし,高速化を実現する。

 この仕組みを活用すれば,遠隔地のパソコンからSG Clientがインストールされたパソコンにリモート・アクセスして,サーバー上のファイルやアプリケーションを利用する際にも,ほとんど遅延を感じることがないという。NET&COM2007で行ったデモでは,会場のパソコンから米テキサス州の開発拠点にあるパソコンを遠隔操作。遠隔操作しているパソコンからWAN上のファイル・サーバー上のWordファイルをスムーズに処理する様子を披露した。

 ブルーコートシステムズは,SG Clientに二つのタイプの製品を用意する。一つは,クライアント・ソフトをインストールする常駐型の製品。もう一つは,サーバー上のファイルを利用する際に一時的にインストールし,利用が終われば自動的にアンインストールされるオンデマンド型の製品である。