「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2007」のロゴ
「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2007」のロゴ
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情報セキュリティ対策推進コミュニティ運営事務局長の高橋正和氏
情報セキュリティ対策推進コミュニティ運営事務局長の高橋正和氏
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情報セキュリティ対策推進コミュニティのポータルサイト(http://www.netanzen.jp/)
情報セキュリティ対策推進コミュニティのポータルサイト(http://www.netanzen.jp/)
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 ISPやベンダー7社が設立した「情報セキュリティ対策推進コミュニティ」運営事務局は2007年2月6日、情報セキュリティの啓発活動「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2007」のキックオフイベントを開催した。イベントでは、同活動の目的などを解説するとともに、同活動に参加する企業や団体を募った。

 「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2007」とは、「情報セキュリティの日」に定められた2月2日を起点に、企業や団体が協力して、情報セキュリティの重要性を一般に広く伝えるための活動(関連記事)。同活動に参加する企業・団体はWebサイトに共通のロゴを置いて、セキュリティの重要性を訴えるとともに、自社・自団体がセキュリティに取り組んでいることを示す。

 共通のロゴを置くこと以外の活動は、それぞれの参加企業・団体に任されている。例えば、ロゴをクリックすると、自社が用意するセキュリティの教材ページや、セキュリティの取り組みを解説するページに飛ばすといった活動が考えられる。セキュリティの重要性を呼びかけるポスターや名刺などにロゴを印刷してもよい。

 「今までも、個別の企業や団体による啓蒙(けいもう)活動は盛んに行われているが、メッセージがなかなか届かない。今回の活動では、さまざまな分野の企業や団体が協力することで、情報セキュリティになじみのないユーザーにもメッセージを届けることを目指す」(情報セキュリティ対策推進コミュニティ運営事務局長を務める、マイクロソフト チーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏)。

 2007年2月6日現在の参加企業・団体数は37。情報セキュリティをビジネスの一部とするISPやベンダーだけではなく、大成建設や日本航空インターナショナルといったユーザー企業や、岡山市役所や香川県三豊市などの自治体も含まれる。「具体的な数についてはいえないが、多数の企業・団体が参加する予定だ。まだ名前を出せないだけで、参加がほぼ決まっている企業・団体も少なくない」(マイクロソフトの高橋氏)。

 最終的には、企業100社および50団体の参加申し込みを目指す。参加企業・団体は、情報セキュリティ対策推進コミュニティのポータルサイトで紹介する。また、同サイトから参加の申し込みもできる。

 活動期間は2007年2月28日まで。ただし、3月以降もロゴを掲載し続けることは可能。ポータルサイトも継続して運用する。3月上旬には、ポータルサイトで参加企業・団体の活動内容を報告する予定である。