富山県の黒部市役所で2月5日、庁内ネットワークに障害が発生して、市役所1階の窓口で証明書の発行ができなくなった。障害は2月5日の9時20分に発生、その後原因の特定を進めた結果、電算室にあるL3スイッチが原因と判明した。2時半ごろL3スイッチを再起動したところ、正常に動作するようになったという。

 障害発生中も電算室のサーバーは問題なく稼働していたため、同市は電算室で住民票や納税証明書など一部の証明書の発行を継続した。ただし、戸籍謄本/抄本の発行や印鑑登録には1階に設置していた特殊なプリンタが必要なため対応できなかった。障害発生期間中には、約120人が証明書の発行に窓口を訪れ、そのうち約30人が戸籍謄本/抄本の発行や印鑑登録が受けられなかったという。

 障害の原因になったL3スイッチはアライドテレシス製。現在エラーログから原因を究明中である。

 また同市では、2月2日に1階に設置したハブの故障により30分程度ネットワークが止まる障害が発生していた。