仏Business Objectsは米国時間2月5日,ビジネス・インテリジェンス(BI)ソフト「Business Objects Crystal Decisions, Standard Edition」の提供を開始した。年間売上高が10億ドル未満,あるいは社員数が2500人未満の中企業に向ける。

 同社によると,中企業向けBIソフトの大半は価格を抑える代わりに,利用できる機能を制限しているという。Business Objects Crystal Decisions製品ラインは,大企業向けの「BusinessObjects XI」と同等の機能を手頃な価格で提供し,「限られた技術的リソースでも効率的に導入できるように支援する」(同社)。

 Standard Editionでは,アドホック(一時的な)レポーティング機能により,情報への容易なアクセスと分析を可能にした。ダッシュボードや視覚化機能を用意したほか,米MicrosoftのOfficeやSharePointといったアプリケーションと連携させた。

 Standard Editionの対応言語は,英語,フランス語,スペイン語,ドイツ語,イタリア語,ポルトガル語,オランダ語,スウェーデン語,日本語,韓国語,中国語(繁体字/簡体字)。北米におけるライセンス料は,WindowsあるいはLinuxサーバー1台当たり(最大5人のユーザーが利用可能)2万ドルから。

 なお同社は2007年に,より高度な機能を備えた「Business Objects Crystal Decisions, Professional Edition」と「同Premium Edition」をリリースする予定である。

発表資料へ