NTTの決算資料の抜粋。Bフレッツ契約者数の増加傾向が続いていることが分かる
NTTの決算資料の抜粋。Bフレッツ契約者数の増加傾向が続いていることが分かる
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 NTTグループの持ち株会社であるNTTは2007年2月2日、2007年3月期第3四半期の決算を発表した。この中で、子会社のNTT東日本とNTT西日本が提供する光ファイバーによるインターネット接続サービス「Bフレッツ」の契約者数を明らかにした。

 Bフレッツの契約者数は約536万2000件(内訳はNTT東は約297万6000件、NTT西は「フレッツ・光プレミアム」を含み約238万6000件)。中間期では約472万3000件であり、今回初めて500万件を突破した。一方、ADSLサービス「フレッツ・ADSL」は減少傾向が止まらず約548万5000件。同社では、年度末までにBフレッツの契約者数が約611万9000件に達し、初めてフレッツ・ADSLの契約者数(約558万2000件と予想)を越えるとみている。

 NTTは、BフレッツのARPU(1契約者当たりから得られる平均収入)も同時に公表した。2007年3月期第3四半期では、NTT東が5140円、NTT西が5190円だった。前年同期比で、NTT東は470円増、NTT西は340円増となった。また、Bフレッツユーザーは「ひかり電話」などオプションサービスも併用する傾向が強まっている。