USENは2007年2月1日、テレビに接続して無料動画配信サービス「GyaO」を視聴できるセットトップボックス「ギャオプラス」を発表した。同日発売を開始する。
ギャオプラスを使ってGyaOを利用する場合、プログラムの選択や再生、早送り・巻き戻しなどすべての操作をリモコンで行う。1台で複数のID・パスワード管理が可能。R指定コンテンツなどの視聴を制限する機能も搭載する。価格は2万4800円。ギャオプラスのホームページで購入が可能。初回生産は1万台。
Windows CE 5.0 ProfessionalをOSとして採用しており、ソフトウエアはアイ・オー・データ機器が、ハードウエアはモトローラが開発協力した。搭載するインタフェースは映像出力(D端子、S端子、コンポジット端子、HDMI端子)、LAN、光デジタル音声出力、USB2.0×1。
アイ・オー・データ機器のエンターテインメントユニット豊田勝之ゼネラルマネージャーは「ブラウザーを使った検索機能やHD画像のストリーミングなど、現在搭載しているハードとソフトですでにできることもかなりある。ただ、機能的にはまだ閉じている(まだ利用していない機能がある)ので、端末としての拡張性やポテンシャルは高い」という。
現在、GyaOではハイビジョン画質の動画を提供していないが「技術的にはすぐにでもできる状況。ユーザーのネットワーク環境を見ながら提供していきたい」(USENのGyaO事業本部編成局番組編成部堤天心編成局付部長)とした。