ソフトウエア開発の受託やレガシー・マイグレーションなどを手掛けるシステムズは2月1日、Windows Vistaおよび2007 Office systemの導入を検討している企業に対する「移行サービス」を開始した。既存アプリケーションの動作検証や、バージョンアップで動作に問題が生じたアプリケーションの修正などをメニュー化したものである。

 メニューは、七つに分かれている。(1)アプリケーション互換性検証サービス、(2)サンプルマイグレーション、(3)アドバイザリーサービス、(4)Office VBA移行サービス、(5)Officeアプリケーション診断サービス、(6)Officeドキュメント移行サービス、(7)資産棚卸しサービス――だ。

 (1)は、Windows 2000や同XPで動いているVB(Visual Basic)アプリケーションなどがVista上で正常に動くかどうかを検証する。そこで発覚した問題を解決するのに必要な修正量を把握するのが(2)である。価格は、(1)が個別見積もり、(2)が時間課金で、1時間当たり8000円など。必要があれば最終的なマイグレーションも請け負う。

 Office製品に特化したサービスが、(4)~(6)である。移行に関する診断を行う(5)が1時間当たり8000円で、実際のプログラムの移行(4)およびドキュメントの移行(6)は個別見積もりとなる。

 (3)のアドバイザリーサービスでは、Vista/Office2007への移行プロジェクトに参画し、方針決定から企画書/RFP(提案依頼書)の作成までを支援する。料金は、8000円/時間の時間課金である。利用している製品のバージョンやマクロの使用状況、ドキュメント一覧といった資産の棚卸しを実施するのが(7)である。料金は、サーバー1台当たり10万円。