Linux搭載の携帯メディアプレーヤー「wizpy」。ラインアップは3モデル
Linux搭載の携帯メディアプレーヤー「wizpy」。ラインアップは3モデル
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wizpyユーザー向けにソフトやセキュリティアップデートを提供する「wizpy Club」を開設する
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 ターボリナックスは2007年1月31日、フラッシュメモリー内蔵の携帯メディアプレーヤー「wizpy(ウイズピー)シリーズ」の製品としての詳細仕様を発表した。フラッシュメモリー内にLinux OSを搭載しており、パソコンのUSB端子に接続することで、パソコンをLinux環境で起動できるのが特徴。概要は2006年11月に発表済みである(関連記事)。

 発売日は2007年2月23日。ラインアップは、フラッシュメモリーの容量や本体の色の違いにより3モデル。2GBのフラッシュメモリーを搭載する「wizpy 2GB ホワイト」が2万9800円、4GBのフラッシュメモリーを搭載する「wizpy 4GB ホワイト」と「同ブラック」が3万3800円となる。初年度の販売台数は5万台を見込む。

 音声と動画、静止画を再生でき、音声フォーマットはMP3/OGG/WMA、動画フォーマットはMPEG-4/XviD、静止画はJPEGに対応する。音声の記録機能やFMラジオの受信機能も備える。Linux用ソフトとしてブラウザー「Firefox」などが付属しており、4GBモデルではオープンソースのオフィスソフト「OpenOffice.org 2.1」も付属する。Linux環境実行時のシステム要件は、CPUが動作周波数1GHz以上でメモリーが256MB以上。低スペックな旧型パソコンでも利用可能だ。

 同社は発売と同時にサポートサイト「wizpy Club」を開設し、追加ソフトやセキュリティアップデートなどを提供する。同サイトの利用は初年度のみ無料で、2年目以降は月額400円とする。