正式版サービスとなった「@niftyバックアップ」
正式版サービスとなった「@niftyバックアップ」
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 ニフティは2007年1月31日、会員向けに「@niftyバックアップ」の正式サービスを有料で開始した。

 @niftyバックアップはパソコン内のデータをニフティのサーバーに保存できるサービス。同社のインターネット接続サービス「@nifty」の会員が対象になる。2006年9月にベータ版として公開、モニターを募った。当初は500人限定としたが追加募集も実施し、最終的に900人が利用した。「それ以上の募集を打ち切ったほど、ユーザーからのニーズは高かった」(ニフティ)という。

 利用するには専用ソフトを使う。ベータ版で利用していたユーザーは上書きで正式版ソフトをインストールする必要がある。バックアップは自動または手動で行う。自動の場合は、対象となるデータや時刻を設定しておく。正式サービスの開始に合わせて新機能も追加しており、データを上書き保存しても上書き前の状態に復元できるファイルの世代管理、復元したいファイルの個別指定、復元場所の選択が可能になった。

 利用料は、データ保存量2GBまでで月額525円(登録月分は無料)。月額525円の追加料金で2GBずつ増量可能で、最大10GBまで増やすことができる。対応OSはWindows XPのみで、Windows Vistaには未対応。「現状でもほとんどの動作で問題はないが、3月末には(Windows Vistaに)正式対応する予定」(ニフティ)という。